ボドゲ紹介 〜おかしな遺言〜
「叔父さんが亡くなりました! ばんざい!」
から始まるボードゲーム『おかしな遺言』を紹介します。
この記事はボドゲ紹介 Advent Calendar 2015 22日目の記事です。
誰よりも早く破産を目指す
プレーヤは大富豪である叔父の遺産をめぐり戦います。 おかしな遺言の中身とは、決められた金額をプレーヤーに渡し、最初に使い切った者に遺産を譲るというものでした。 他のプレーヤーより先にお金を使い切っちゃいましょう。ね、お金を使うのはみなさん得意でしょ?
お金を使う準備をする
ゲームは7ラウンド制で、ラウンドは大別すると準備を行う前半のフェイズとアクションを行いお金を使う後半のフェイズで構成されます。まずは、お金を使う準備を行いましょう!
まずは、砂時計スペースに計画コマを配置するところから始まります。置いた列によって、引けるカードの数、置ける使用人の数、アクションフェイズで使えるアクション数が決まります。
書かれた枚数のカードを引いたら、次は使用人を置いていきます。
使用人を置くことで、カードの取得、拡張ボードの取得、不動産の相場変動などが行えます。
お金を使おう
アクションフェイズになったらカードを使い、お金を使っていきます。庶民みたいな使い方してちゃダメですよ、アホの限りをつくしてお金を使っていくんです。
不動産カード
大金を手に入れて使おうと思ったらまずまず不動産を買いますよね。 このゲームにおいても不動産は浪費の肝。
不動産を購入(アクションボードに配置)すると莫大な金が手元から離れます。やったぜ、めっちゃ金を使ったった!
ちょっと待って
このゲームでは破産を目指しますが、破産はお金を使えばいいってそんな甘いもんじゃないでしょ。 資産ですよ資産、全資産使ってください。不動産持って破産できるわけないじゃないですかー。
というわけで、破産するまでに不動産は売却してください。
当然、不動産を売るとお金が戻ってきます。
はい、そのお金をまた使ってください。
じゃあ、不動産を使ってどうやってお金を使うかというと、価値が下がってから売るだとか、不動産を活性化して金を使うだとかしないといけません。
経費・斡旋人カード
不動産以外にも、給仕を雇ったり、執事を雇ったり、馬車を買ったりすることでお金を消費することもできます。
経費・斡旋人カード(特に区別する必要はない)は不動産カードのように自分のアクションボードに置いて使います。毎ターンお金を消費できたり特殊効果が使えたりします。不動産カードと違うのは資産ではないので、最後まで持ったまま破産することができます。
イベントカード
そりゃお金を使うためには毎日イベント三昧に決まっていますね。高いディナーにダンスパーリーに...
不動産カード、経費・斡旋人カードは配置して使うのに対し、配置せずに一回だけ使えるのがイベントカードです。アクションボードに置ける数は有限であるため、配置系のカードより若干支払い効率が弱いイベントカードも使いドコロがあります。
お供カード
お金をつかう際、犬や、馬、コック、コンパニオンといったお供をつけることで余計にお金をつかうことができます。たとえば、ディナーに行く時に女の子を連れて行ったり、船旅に女の子を連れて行ったり、馬車に女の子を乗せたり、屋敷に女の子を住まわせたり・・・
補助的なカードになります。
このゲームの面白いところ
このゲームの本質はいかに効率よく『アクション数』を『お金の消費』にかえていくかです。
基本的に配置にアクションを費やす序盤はお金をなかなか使えません。
ですが、面白いのが必ずしもラウンドの進行とともに消費効率が上がり続けるというわけではないというところです。戦略を間違えると終盤にほとんどお金を使えないということも十分にあります。
ゲームの序盤、中盤、終盤、それぞれ打つ手が変わっていきます。 常に次の展開を意識して行動しなければいけません。
何回かやると自分の王道パターンを覚えてしまいますが、初回プレイ時や2回目のプレイ時では未来を予測する頭の良さがもろに効いてくるゲームだと思います。
そういった意味だと、初回プレイ、二回目プレイが一番楽しいゲームかもしれません。
何回もプレイする場合は、いつもと全く違う動き方を試してみて遊ぶことができます。
また、経験者と初めての方で混ざって遊ぶときは初期金額にハンデをつけることを強くお勧めします。20くらいが妥当でしょうか。
ちなみに、この前全員ボドゲ初心者のグループでインストをしましたが、なかなか評判は良かったです。
最後に
ボドゲ紹介アドベントカレンダー完走お疲れ様でした。 やってみたいボードゲームがたくさんありました。 22日の記事ですが、投稿はこれが最後の記事になります。